柏島魚類データベース

Acentronura gracilissima ( Temminck and Schlegel, 1847 ) タツノイトコ

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属名 Acentronura タツノイトコ属
学名 Acentronura gracilissima
和名タツノイトコ
記載 ( Temminck and Schlegel, 1847 )
サイズ 全長 10cm
説明尾鰭がなく尾部が巻き込むこと、育児嚢が完全な袋状をなすことでタツノオトシゴ類に似るが、首がほとんど曲がっておらず冠状突起も発達しない。体の皮弁の数や大きさには個体差が大きい。体輪数13+42〜46。沖縄県以南から近縁種タツノハトコ A.tentaculataが報告されている。
分布水深5〜3mの岩礁や砂底の転石の海藻の茂み。伊豆半島、小笠原諸島、相模湾〜高知県柏島の太平洋沿岸、山口県日本海沿岸、長崎県香焼、奄美諸島、沖縄諸島;ベトナム、ニューカレドニア、パラオ。
生活史伊豆半島では水深7〜40mの砂底にある海藻の吹き溜まりや転石に付着した紅藻類などに巻きついているのが見つかっている。育児嚢内の稚魚は小さな尾鰭をもち、産卵後は浮遊生活を送る。
参照