属名 |
Parascorpaena
ネッタイフサカサゴ属
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学名 |
Parascorpaena
mossambica
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和名 | ネッタイフサカサゴ |
記載 |
Peters, 1855
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サイズ |
全長 9cm
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説明 | 体側の鱗は櫛鱗。眼上皮弁は太くて長い(但し、ごく稀に著しく小さく短い個体もいる)。ネッタイフサカサゴ属の特徴は涙骨の下縁の2棘が前方を向くこと、口蓋骨に歯があること、腹鰭の前方も鱗におおわれていること、胸鰭の上半部の鰭条が分枝していること、側線が尾柄部まで連続していることなどである。日本近海では4種が知られ、イッテンフサカサゴ、トゲイッテンフサカサゴ、クロホシフサカサゴの3種は琉球列島以南から報告されている。本種は背鰭12棘9軟条、臀鰭3棘4〜5軟条、胸鰭15〜17軟条、腹鰭1棘5軟条で体側の鱗が櫛鱗であること、眼上部の房状皮弁が頂戴であることで、他の種と区別できる。 |
分布 | 水深18mまでの潟湖、珊瑚礁の中の砂地・礫石底、岩礁域。三宅島、八丈島、相模湾、徳島県牟岐、高知県柏島、屋久島、沖縄島、伊江島;台湾北東部・東部・南部、、香港、フィリピン諸島西岸、西ー中央太平洋(ハワイ諸島を除く)、南アフリカ東岸。 |
生活史 | シロガヤが生息するような内湾岩礁域や導流堤に多い。 |
参照 | |