柏島魚類データベース

Platax boersi Bleeker, 1852 ミカヅキツバメウオ

-> English
属名 Platax ツバメウオ属
学名 Platax boersi
和名ミカヅキツバメウオ
記載 Bleeker, 1852
サイズ 全長 25cm
説明頭部外郭は4種中最も円い。体は櫛鱗を被る。下顎の小孔は5対。口の中は白い。幼魚では背鰭と臀鰭にかかる幅広い黒色横帯の直前に1本の細い黒い模様があることが特徴。成魚は光沢のある灰色で微小な黒色斑点がまばらに散在する。腹鰭の大部分は常に黒い。
分布サンゴ礁域。幼魚は礁湖などの浅瀬や内湾。成魚は群れをつくらず、礁縁下部や根の底部。福井県(幼魚)、岩手県〜高知県以布利の太平洋沿岸(稀に幼魚)、伊江島・西表・伊豆諸島・小笠原諸島(成魚・幼魚とも少ない);済州島、台湾、フィリピン諸島、カリマンタン島、スラウェシ島、大スンダ列島、小スンダ列島、ニューギニア島、アンダマン海。
生活史幼魚はサンゴ礁の礁縁から礁池内に生息するが、成魚は礁斜面の中層部に生息する。擬態の事実は不明。神経質で人になれにくいが、幼魚の優雅な姿から観賞魚としての価値は高い。
参照