Kashiwajima Fish Database

Pseudanthias squamipinnis Peters, 1855
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Genus name Pseudanthias
Scientific name Pseudanthias squamipinnis
Authors & Year Peters, 1855
Size Total length 11cm
Identification
Distribution
Natural History日中、潮に流れてくるプランクトン動物を主食としており、夜間は生活岩の穴や亀裂に入って眠る。捕食者が近づくなど、意見を感じた時もこれらの穴や亀裂に逃げ込む。ひとつの群れには幼魚、雄、雌がまじる。小さな群れではその中に雄が1個体だけであるが(単雄群と呼ばれる)。群れが大きくなるにつれて雄の数は増加する(複雄群)。群れの中の雄の割合は10〜30%。本種も他のハナダイ亜科魚類同様、雌性先熟型の性転換を行う。雌はいったん成熟した後に性転換し、その体長は一定の幅があり、個体があるサイズに達した時に性転換が起こるのではない。ひとつの群れで雄になる雌はあらかじめ決まっており、例えば雄が何かの原因でいなくなるとその雌が性転換して雄になる。ただし、雌が性転換するには、雄や他の雌と相互に干渉しあっていることが必要である。駿河湾における繁殖期は6〜11月で、その盛期は8〜9月。産卵の群れの雌雄によるペア産卵で、日没直前に行われる。雄はジグザグに泳ぎながら上昇し、雌は誘う。雄のそばまで上昇した雌に雄は巻きつくような姿勢をとり、放卵・放精が行われる。雌は産卵後、岩穴に入って眠るが、雄は次々とペア産卵を行う。卵は無色透明の球形分離浮遊卵で、卵径は0.65〜0.67mm、水温23.9〜25.9℃で16〜17時間後に孵化する。1ヶ月程度で全長10mmほどに成長し、着底すると推定されている。1年で体長65mm、2年で体長85mm、3年で95mm程に成長し、すべての個体が1年で雌として成熟する。
Reference


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