柏島魚類データベース

Semicossyphus reticulatus ( Valenciennes, 1839 ) コブダイ

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属名 Semicossyphus コブダイ属
学名 Semicossyphus reticulatus
和名コブダイ
記載 ( Valenciennes, 1839 )
サイズ 全長 100cm
説明成長した雄は前額部がこぶ状に突出し、下顎も著しく厚くなる。若魚はタキベラ属の魚に似ているが、側線鱗数が42〜50と多く(タキベラ属は28〜48)、背鰭と臀鰭の基底に鱗鞘がないことで区別できる。幼魚期は体側に1白色縦帯、胸鰭を除く各鰭に大きな黒斑がある。
分布岩礁域。北海道〜九州西岸の日本海・東シナ海沿岸、北海道〜九州南岸の太平洋沿岸、瀬戸内海;朝鮮半島南岸・東岸南部、済州島、鬱稜島、香港。
生活史温帯の環境に適応した種類で、黒潮の影響が少ない日本海や瀬戸内海に多い。肉食性で、貝類・甲殻類などのかたい餌を好む。産卵期は春。雌雄が円を描くようにして海面に上昇し、産卵・放精する。肉は白身でかなりうまい。別名カンダイ。地方名モイオ(北陸)、モブシ(関西)。
参照