属名 |
Chlorurus
ハゲブダイ属
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学名 |
Chlorurus
sordidus
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和名 | ハゲブダイ |
記載 |
(
Forsskal, 1775
)
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サイズ |
全長 30cm
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説明 | ハゲブダイは胸鰭15(14〜16)軟条。頬鱗2列。背鰭前部鱗数4(3〜4)。前頭部が角張って見える。尾鰭は截形。幼魚はエビ茶色の体に乳白色の4縦帯をもつ。成長すると、生時には前半が薄く後半が濃いエビ茶色で、尾柄から後が白く、中心部に大きな円形斑がある。死亡すると一様に濃いエビ茶色になる。この体色のものには雌と生来の雄(一次雄)がいる。全体が緑がかったものは一次雄と二次雄がいる。 |
分布 | サンゴ礁・岩礁域。小笠原諸島、駿河湾・高知県柏島(幼魚)、屋久島、琉球列島、南大東島、尖閣諸島;台湾、香港、東沙群島、西沙群島、南大東島、タイランド湾、インドー太平洋。 |
生活史 | ハゲブダイは琉球列島では最も多いブダイ。小型藻類食。成魚はサンゴ礁の礁池から外側礁斜面までの広範囲に出現する。幼魚はラッパモク群落でベラなどと混成群をつくる。4〜8月の小潮期の満潮直後から、流れの速いサンゴ礁の外縁で産卵する。雌は満1年、体長13cmくらいから産卵に参加した後、15cmくらいで緑色の二次雄に性転換する。日本では一次雄は10cmくらいで成熟して群れ産卵に関与し、16cmくらいから緑色に体色変化する。緑の雄は一次・二次どちらも番産卵に関与する。他の海域では群れ産卵は見られない。夜に、成魚は粘液マユをつくって眠る(他にも数種)が、幼魚はマユをつくらない。 |
参照 | |